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防犯設備士の西田さん |
わたしは『防犯設備士』※として、マンションの防犯状況を現地調査し、どのようにすれば良いか報告書を作成し、アドバイスしています。
心掛けていることは、防犯商品を押し売りするために調査するのではなく、住民の皆さまに防犯の意識を少しでも高めていただくために、泥棒の立場になって考えられる状況と、危険性を予め知っておいていただこうという思いで、運営担当者やアメニティーメイトと連携して、マンションの特性に応じたアドバイスをするようにしています。
また、これまでに500棟を超えるマンションを調査し、報告してきており、今後もより一層プロフェッショナルをめざしていこうと思っています。

そうですね。まずは、マンションの建物廻りをチェックしますね。外壁やフェンスで囲まれてるか?近隣建物との距離は?電柱や植栽は?などをグルッと見て廻ります。
(そんとき、不審者が覗いているって通報されんように、必ず腕章をするように気をつけてますわ。(笑))
外壁ですけど、防犯上高さ180cmあれば、問題なしということになっているんです。けど外壁がフェンスなんかだとすると、形状によっては、足をかければ簡単に超えることができるんです。そのときは、見栄えなんかも考慮した忍び返しなんか付けることを提案してますね。
あと、外からのチェックでは、建物と隣接して電柱があるかどうか見ます。電柱があれば、2階のベランダによじ登って侵入することが考えられますが、幸いに電柱についている工事用のステップは、電気会社に連絡すればそのステップを取ってくれるんですわ。知ってました?。(笑)
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次は、玄関ですね。オートロック付きなのか無しなのか見ます。単純に、オートロックが付いていたら安心、付いていなかったら危険なマンションなんて、そんなことを言うつもりはありません。
もし、付いてないなら、まずはオートロックを付けてくださいってなことをアドバイスしたら、そんなことしかアドバイスできひんのかって、怒られますわ。
もちろん、組合収支などによっては提案も考えますが、それよりも、まずは身近にできる防犯対策を提案することに重点を置いています。
では、建物の中に入っていきましょか。
建物内に入ると、廊下にはドアがずらっと並んでますね。このドアにも危ない要素があるんですよ。ドアっていうと、よく「そんな目立つとこ、あるわけないやん」って、笑われることがあるんですけど、これは、間違いなんです。いまの人間社会は、つながりが薄いでしょ。それに共働きも多い。誰もいない時間もあるし、すれ違った人が誰かなんて意識しないことが多い。 そこをついて、犯罪者もどうどうとドア破りをするんです。
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まず、玄関ドアを見てもらったら、ドアと壁に隙間があって、その隙間からヒンジをいわれる鍵が見えるかどうかです。どういうことかというと、この隙間を狙ってバールでドアをこじ開ける犯罪が増えているんです。この隙間もよく確認しています。防犯グッズとして、ドアガードを提案したりしていますね。ちなみに新聞受けも犯罪者は目をつけますよ。しっかり固定されていなかったり、ドアノブから近い場合などは、手をつっこんだりして鍵を開けることをしたりしますからね。この予防には、しっかり固定してもらったり、玄関内側の新聞受けの天板に蓋をつけるなど提案していますね。これらは防犯対策の一部でしかありません。それに、お金をかけてやるだけが防犯対策ではないんでね。マンションという集合住宅ならではの、簡単に、安くできる防犯対策もあります。

防犯を重視して設備や管理を行っているとコストがかなり掛かってしまいます。マンションなどの集合住宅であれば、簡単に安く防犯対策を行う方法があります。それは、住民による自治組織です。言葉で聞くとめんどくさそうなイメージがしますが、普段通りの生活から実践できるんですよ。具体的に言いますと、
マンション内で人にあったら声を掛ける。
隣の人の顔も知らんかったら不審者を見分けることもできないですよね。もし、すれ違った人が犯人であったとして、住人に挨拶されたら、顔を見られていると思い何もせずに帰ってしまうでしょうね。
世間話はエントランスでする。
もし、マンション内の主婦の方がどこかの家で井戸端会議をするなら是非エントランスでやってください。最近の犯人は必ず犯行を行う前に下調べを行うといわれています。その時にもし、エントランスで人がいる場合下調べも出来ず、犯行もしにくいですよね。
他にも、いろいろあるのですが上記の2点を行ってもらうだけでも効果あると思います。もしあなたが泥棒をしようと思ったらこんなマンションには入りたくないでしょ。逆に上記のことをまったくしていない、隣の人がどんな人なのか知らないようなマンションは非常に危ないので、注意したり、出来ることから活動される事をおすすめします。